株式・債券の発行市場にフォーカスしたニュースサイト

この記事は有料記事です

名鉄債:セクターの安心感、大型再開発への懸念なし

13日、名古屋鉄道の2本立て債(A:R&I/A+:JCR、総額250億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 主幹事
74 5 100 2030/6/19 1.291 33 日興/三菱/大和/野村/みずほ
75 10 150 2035/6/19 1.890 50 三菱/日興/大和/野村/みずほ

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

神宮前駅付近を走行する3300系(2025年4月29日)

起債アナウンスの前日である5月26日に名古屋駅地区再開発計画の事業化決定を発表し、3月下旬の第1弾と合わせた投資総額が9000億円近くに上る見込み。ただ、こうした大型投資への懸念は特に見られず、むしろ、「マーケットの回復やセクターの安定性、ネームの良さを好感する向きが多かった」(三菱UFJMS)。いずれもマーケティングの下限に着地し、5年債で約3倍、10年債で約4.1倍の人気案件となった。

この記事は有料記事です。全文をお読みいただくには、
法人向けサービス(有料)へのお申し込みが必要です。