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TDK債:5年下限・7年大台・10年上限、全年限増額

12日、TDKの3本立て債(A+:R&I、総額500億円、主幹事:野村/みずほ/日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
12 5 200 2030/6/18 1.364 35
13 7 150 2032/6/18 1.635 50
14 10 150 2035/6/18 2.012 57

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

TDK本社(2023年2月2日、東京・日本橋)

5年債は先行銘柄でできた良好な流れを引き継ぎ、マーケティングレンジの下限に着地した。一方、投資家の目線に沿って7年債は国債+50bpの大台、10年債はレンジ上限に集約し、需要を最大化した。金利のボラティリティが高く、関税を巡る不透明感がくすぶるなかでも総額500億円の起債を実現し、約810億円のオーダーを獲得した。社債市場への登場は2023年9月以来1年9ヵ月ぶり。

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