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楽天カード4本立て債:人気案件で売参値をリプライス

12日、楽天カードの4本立て債(BBB+:R&I/A-:JCR、総額1100億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 基準 主幹事
10※ 1 800 26/06/26 1.680 110.8# みずほ/大和/楽天/日興/野村/岡三/東海東京
11 1 220 26/06/18 1.680 110.8# 絶対値 みずほ/大和/GS/BofA
12 3 50 28/06/16 2.422 160 国債 みずほ/大和/GS/BofA
13 5 30 30/06/18 3.214 220 国債 みずほ/大和/GS/BofA

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp
※リテール債

楽天カード本社(2020年6月8日、東京・南青山)

ホールセール債3本・総額300億円と、1年リテール債・800億円の組み合わせで登場。“片足”トリプルB格とカード業界という特性から比較対象となる先行銘柄が存在せず、自身の既発債の売買参考統計値を出発点に居所を探り、それよりも数十ベーシスタイトな水準に着地した。楽天カードの国内公募債は、リテールで2年5ヵ月ぶり、ホールセールでは3年半ぶりだった。

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