2日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の2本立てユーロ建て債(A1:ムーディーズ/A-:S&P/フィッチ、総額16.5億ユーロ、ブックランナー:MS/MUFG)が条件決定した。以下は案件レビュー。
年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対MS |
---|---|---|---|---|
6NC5 | 6.5億ユーロ | 2031/6/10 | 3.197 | 100 |
11NC10 | 10億ユーロ | 2036/6/10 | 3.870 | 135 |
表面利率:%/対MS:+bp

発行体によるこれまでのユーロ建て債は1トランシェが多かったが、今回は6NC5・11NC10債の2本立てで登場した。11NC10債の10億ユーロを軸に総額16億5000万ユーロのディールとなり、新発プレミアム(NIC)は5bpとの見方。「想定よりタイトな水準で、狙い通りの金額を調達できた」(財務企画部)としている。
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