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東京地下鉄2本立て債:上場後初、20年も大幅調整

23日、東京地下鉄の2本立て債(AA:R&I/AAA:JCR、総額200億円、主幹事:SMBC日興/野村/三菱UFJMS)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ 主幹事
63 10 100 35/5/29 1.910% +36bp +34bp 日興/野村/三菱
64 20 100 45/5/29 2.905% +34bp +33bp 日興/野村/三菱

※発行額:億円、第63回債はグリーンボンド

東横線内を走行する副都心線車両(2022年1月2日)

4月の“関税ショック”でマーケットが崩れ、ユーティリティセクターでのプライスの連続性が失われたところで、並走銘柄の状況やセカンダリー水準を参考に居所を探り、10年グリーンボンド(GB)が昨日のJR西日本債(AA:R&I、主幹事:みずほ/SMBC日興/大和/野村/三菱UFJMS)と同じ国債カーブ+34bpに着地し、20年債は+33bpに決まっている。今月の10年債は3月までの+20bpから14bpワイド化。20年債は、1月のJR東日本債(AA+:R&I、同:大和/三菱UFJMS)の+21bpから12bp厚く、10年GBとともに10bpを超える大幅なスプレッド調整が入った。

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