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artience5年債:新社名で登場、高ボラ・年度末前で渋沢倉庫+3bp

7日、artienceの5年債が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 3
年限 5年
発行額 50億円
表面利率 1.578%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+44bp
参照国債回号 358
参照国債償還日 2030年3月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2030年3月13日
格付け A-(R&I)
ブックランナー 野村
主幹事 SMBC日興

artience本社が入居する京橋エドグラン(2024年9月21日、東京・京橋)

旧社名は東洋インキSCホールディングスで、昨年1月に現社名となって初めての起債だが、東洋SCHD時代に社債を2回発行しており、今回が通算3回目。artienceは「art」と「science」を融合したもの。実質的に同格の渋沢倉庫5年債(A:JCR、50億円、1.538%、国債+41bp、主幹事:みずほ/野村)を参考とし、国債+40bp台前半~後半のガイダンスでのサウンディング、+44~48bpでのマーケティングを経て、レンジ下限の+44bpで50億円の2.1倍ほどのオーダーを取り込んだ。

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