株式・債券の発行市場にフォーカスしたニュースサイト

この記事は有料記事です

東北電10年債:+40台半ば目線に対応して増額

7日、東北電力の10年債が条件決定した。以下は案件レビュー。

東北電力本店(2018年7月30日、仙台市青葉区)

回号 571
年限 10年
発行額 200億円
表面利率 1.711%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+44bp
参照国債回号 377
参照国債償還日 2034年12月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2035年2月22日
格付け A+(R&I)/AA(JCR)
ブックランナー SMBC日興
主幹事 野村/みずほ/三菱UFJモルガン・スタンレー/岡三

10年物電力債の供給が途絶えていたことと、一般担保付きの電力債の発行が今年度で終わるため、機会優先の札が入りやすかった。レンジ下限で当初の打ち出しである100億円程度の消化が可能だったが、ワイドな目線を持つ先も取り込み200億円に増額し、約1.1倍の最終需要だった。国債対比は昨年11月の九州電力債を2bp下回っている。

この記事は有料記事です。全文をお読みいただくには、
法人向けサービス(有料)へのお申し込みが必要です。

関連記事