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4日の電力債:無担保より相場と混雑

4日、中部電力の20年債と関西電力の2本立てトランジション債(10年・20年、総額307億円)、北陸電力および東北電力の10年債が条件決定した。以下は案件レビュー。

発行体 格付け 回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
関西電力 AA-(R)/AA(J)/A3(M) 571 10 250 35/04/25 1.766 49
北陸電力 A+(R) 372 10 100 35/04/25 1.826 55
東北電力 A+(R)/AA(J) 572 10 200 35/04/25 1.826 55
中部電力 AA-(R)/AA(J)/A3(M) 571 20 45 45/04/25 2.347 33
関西電力 AA-(R)/AA(J)/A3(M) 572 20 57 45/04/25 2.367 35

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

中部電力本店(名古屋東新町 2017/12/21 撮影 kikuchi)

4月から電力債に一般担保が付かなくなり、無担保となってから初めての案件群。しかし、無担保プレミアムの議論とはならず、変動性の高い相場と、起債が立て込んでいることを考慮するプライシングが見られた。また、それぞれが並走を見ながらの運営となった。

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