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JT2本立て債:10bp以上の調整、一般担保付きが際立つ

4日、日本たばこ産業(JT)の2本立て債(AA:R&I/AA+:JCR、総額700億円、ブックランナー:みずほ/三菱UFJモルガン・スタンレー/SMBC日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
18 5 500 30/04/10 1.293 38
19 10 200 35/04/10 1.781 50

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

たばこと塩の博物館表示とスカイツリー( 2017/10/24 撮影 kikuchi)

2月に先行したダブルAクラスのソニーグループ債と積水ハウス債を起点に水準を探ったが、地方債など公共債に端を発した流通市場でのワイドニングの影響が及び、10bp以上上回る水準で着地した。総額上限1000億円で始めたものの、結果は同700億円だった。ただ、米国のトランプ大統領が相互関税を打ち出して3~4日に金利が急低下する難易度の高い局面での発行額であり、この点で成果があったと言える。

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