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16日の電力債:10年ワイド化、20年維持

16日の電力債市場では、中部電力の20年債と関西電力2本立てトランジションボンド(10年・20年、総額226億円)、北陸電力10年債、東北電力2本立て債(10年・8年、同300億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

発行体 格付け 回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
中部電力 AA-(R)/AA(J)/A3(M) 572 20 40 45/05/25 2.755 33
関西電力 AA-(R)/AA(J)/A3(M) 573 10 160 35/05/25 2.025 56
関西電力 AA-(R)/AA(J)/A3(M) 574 20 66 45/05/25 2.775 35
北陸電力 A+(R) 373 10 50 35/05/25 2.065 60
東北電力 A+(R)/AA(J) 573 10 200 35/05/25 2.095 63
東北電力 A+(R)/AA(J) 574 8 100 33/05/25 1.855 61

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

中部電力 MIRAI TOWERの「中部電力、挑戦中」(2025年4月28日、名古屋市中区)

4社の電力会社が同日に3種の年限で登場した。セクター内の立ち位置と発行額の違いがプライシングに反映され、10年債が国債+56~63bp、20年債が+33~35bpに着地した。オッド年限の東北電8年債は+61bpとなっている。

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