12日、東京電力パワーグリッドの3本立て債(A-:R&I/A:JCR、総額1800億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 主幹事 |
---|---|---|---|---|---|---|
71 | 5 | 300 | 2029/4/18 | 0.996 | 54 | 三菱/日興/野村/みずほ/大和/しんきん |
72 | 10 | 900 | 2034/4/18 | 1.568 | 72 | 日興/みずほ/野村/大和/三菱/しんきん |
73 | 15 | 600 | 2039/4/18 | 2.093 | 81 | みずほ/野村/三菱/日興/大和/しんきん |
発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp
今年度初回の定例債。流通実勢や先行案件を参考に居所を探り、総額1800億円と、2022年4月の案件(総額2000億円)以来の規模に仕上げた。パイプラインが多いなかでも埋もれることなく、「期初の買いニーズを持つ幅広い層から3000億円ほどの総需要を集め、盛り上がった」(SMBC日興)。社債市場への登場は昨年10月以来半年ぶり。
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