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トピー工業債:適正水準をつくり、起債をこなす

21日、トピー工業の2本立て債(BBB+:R&I、総額50億円、主幹事:みずほ/三菱UFJMS/SMBC日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
31 5 30 28/7/27 0.900% +77.6bp#
32 3 20 26/7/27 0.650% +68.2bp#

※発行額:億円、#はキャピタルアイ・ニュース算出

トリプルB格のため直接比較できる銘柄がなく、自身の既発債の売買参考統計値を主に参照し、3年債を0.65%、5年債を0.90%に仕上げた。低格付けゆえに買い手の数は限定され、「投資家の反応を見ながらレベルと発行額を柔軟に設定した」(みずほ)。高い利回りに「系統下部などが関心を示した」(三菱UFJMS)ことで、総額50億円の発行額に対し、120億円を上回るオーダーを取り込んでいる。発行体の社債市場への登場は2021年8月の2本立て債(総額100億円、主幹事:みずほ/三菱UFJMS/SMBC日興)以来およそ1年11ヵ月ぶり。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

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