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スタンレー電気5年債:5年ごとの希少性、格上のソニーG並み

12日、スタンレー電気の5年債が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 6
年限 5年
発行額 200億円
表面利率 0.706%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+25bp
参照国債回号 354
参照国債償還日 2029年3月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2029年4月18日
格付け A+(R&I)
ブックランナー 大和
主幹事 野村/三菱UFJモルガン・スタンレー/SMBC日興

スタンレー電気本社(2024年4月2日、東京・目黒区)

発行体は5年に1回5年債を起債しており、前回の案件(100億円、0.150%、国債+32.3bp<CEYE算出>、主幹事:野村/大和/SMBC日興)はちょうど5年前の2019年4月だった。こうした希少性とクレジットへの評価で買いが集まり、マーケティングレンジ下限の国債+25bpで760億円ほどのオーダーを取り込んだ。3月のソニーグループ5年債(AA-:R&I/AA:JCR)と日立建機5年グリーンボンド(GB、A:R&I)が居所を探るうえでの参考となっている。

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