11日、かんぽ生命保険の30NC10劣後債が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 4
年限 30年(30NC10)
発行額 1000億円
表面利率 2034年4月17日まで2.133%、翌日以降5年国債+230bp
ローンチ・スプレッド 国債+130bp
(ノンコール期間のみ)
参照国債回号 374
参照国債償還日 2034年3月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2054年4月17日
格付け A+(JCR)
ブックランナー 大和
主幹事 みずほ/SMBC日興/三菱UFJモルガン・スタンレー/野村

昨年9月以来7ヵ月ぶりの登場。前回債(1000億円、1.910%、国債+127.7bp<CEYE算出>、主幹事:大和/みずほ/日興/三菱)が絶対値でのプライシングだったが、今回は「相場環境と投資家の声を踏まえ」(大和)、スプレッドに基準を切り替えた。2%を見通せる水準設定によって地方の買いを取り込み、国債+130bpの大台に集約したことで中央の札も捉え、1000億円への増額を実現した。
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