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4月の10年政保債:毎月発行が復活、C+5bpに前進

3日、4月の10年政府保証債が条件決定した。 以下は案件レビュー。

銘柄数 1
決定方式 交渉
年限 10年
発行額 420億円
表面利率 0.826%
発行価格 100
スプレッド 国債+6bp/カーブ+5bp
参照国債回号 374
参照国債償還日 2034年3月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2034年4月28日
銘柄(発行額・億円) 日本高速道路保有・債務返済機構(420)

東名高速道路(2017年8月11日、横浜市青葉区)

今年度は、日本高速道路保有・債務返済機構が10年政保債で総額5030億円の予算を計上したことから、2019年度以来5年ぶりにこの年限での毎月発行が復活した。昨年度まで年度3~4回にとどまっていたものの、毎月発行となることが「歓迎され、複数から問い合わせがあった」(業者)という。スプレッドは、昨年9月から今年3月にかけて国債カーブ+6bpだったものが+5bpへと前進。地方債も1bpタイト化しており、3bpの格差を維持した。この年限の公共債の好需給を受け、引受各社は問題なく販売している。

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