16日、首都高速道路の5年ソーシャルボンドが条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 33
年限 5年
発行額 350億円
表面利率 0.523%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+21bp/国債カーブ+21bp
参照国債回号 353
参照国債償還日 2028年12月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2028年12月20日
格付け AA+(R&I)/AAA(JCR)/A1(ムーディーズ)
ブックランナー みずほ
主幹事 大和/野村/SMBC日興
SDGs債種別 ソーシャルボンド
第三者評価機関 R&I
一般債全般の供給が限定的なことに加え、足元の金利上昇による利回り妙味の高まりで地方投資家から強い需要を集め、中央も水準を受け入れて盛り上がり、350億円に対して1451億2000万円のオーダーを獲得した。発行体が300億円を超える規模で起債するのは2021年10月(500億円)以来で、需要倍率が4倍を超えたのは昨年8月の西日本高速道路5年債(800億円、約4.2倍)以来だった。首都高速は5年での起債を続けており、今回は半年ぶり。
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