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住不債:前回の”反省”生かす、12年半ぶりの複数主幹事

15日、住友不動産の5年グリーンボンド(GB)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 115
年限 5年
発行額 300億円
表面利率 0.628%
ローンチ・スプレッド 国債+32bp
参照国債回号 353
参照国債償還日 2028年12月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2028年12月21日
格付け AA-(R&I)/(JCR)
ブックランナー 大和/野村/みずほ/三菱UFJモルガン・スタンレー

6月の前回7年・10年GBでは、市場実勢に沿わない水準とし、多くの募残が発生したというのがマーケットでの共通した認識。日本証券業協会が募集における新ルールを採用して以降、これが最初の「大きなやらかし」となった。今回債はこの”反省”を生かし、12年6ヵ月ぶりに複数社主幹事体制とし、同格の先行案件対比でおおむね違和感のない水準を提示。結果、国債+32bpで320億円程度の需要を集めた。

住友不動産表示(2022年9月6日、大阪市北区)
住友不動産表示(2022年9月6日、大阪市北区)

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