株式・債券の発行市場にフォーカスしたニュースサイト

住商債:調整を重ねる、5年は先行並みで増額

都バスの住友商事分譲マンション宣伝(2018年9月16日、東京・日本橋)
都バスの住友商事分譲マンション宣伝(2018年9月16日、東京・日本橋)

17日、住友商事の2本立て債(AA-:R&I、総額300億円、主幹事:日興/野村/三菱)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
65 5 200 2028/11/24 0.648 32
66 7 100 2030/11/22 0.973 48

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

先行案件であるセブン&アイ・ホールディングス債とキリンホールディングス債よりタイトな水準をガイダンスやマーケティングレンジで示したものの、環境の悪化を受けて調整を重ねた。この結果、5年債が先行並みの国債+32bp、7年債が先行案件を3~4bp上回る+48bpに着地した。5年債は100億円程度から200億円への増額を実現している。8月の10年グリーンボンド以来の登場だが、5年・7年債の起債は2月までさかのぼる。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

関連記事