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関電債:10年16bp拡大・20年+40bp維持、並走なしが追い風

17日、関西電力の2本立て債(A+:R&I/AA:JCR/A3:ムーディーズ、総額324億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 主幹事
560 10 222 33/11/25 1.366% +60bp 野村/大和/日興/みずほ/三菱
561 20 102 43/11/25 1.904% +40bp 大和/日興/みずほ/三菱/岡三

※発行額:億円

関西電力エナレッジ(2019年10月6日、読者提供:大阪市北区)
関西電力エナレッジ(2019年10月6日、読者提供:大阪市北区)

9月1日の前回と同じ10年・20年債を選択し、需要相当の総額324億円で起債した。金利環境が大きく変化し、ボラティリティも高いなか、10年債は前回債の国債+44bpから16bp調整。20年債は、サウンディングのガイダンスに+50bp程度まで入れたものの、「一般担保付き超長期電力債の購入機会を優先する投資家の需要をしっかり捉えた」(大和)ことで、2ヵ月半前と同じ+40bpに着地した。両年限ともトランスペアレンシー方式で運営し、アカウントX・自己ブックは出ていない。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

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