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鉄道・運輸機構債:2年がスプレッドに移行、10年で格差復活

17日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の2本立てCBI認証付きサステナビリティボンド(AA+:R&I/A1:ムーディーズ、総額150億円、主幹事:大和/SMBC日興/三菱UFJMS)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ
165 2 80 25/9/19 0.106% +11bp +11bp
166 10 70 33/9/20 0.861% +10bp +10bp

※発行額:億円

東急線内を走行する相鉄21000系車両(8月27日)
鉄道・運輸機構が手掛けた相鉄・東急直通線は3月に開業した。写真は東急線内を走行する相鉄21000系車両(8月27日)

金利水準が上がり、ボラティリティも高いなかで総額150億円のディールとなった。2年債でこの年限の財投機関債として3ヵ月ぶりにスプレッドプライシングが復活し、この時よりも1bp厚い国債カーブ+11bpに仕上がった。10年債は、発行体による5月の案件以降、財投機関債は地方債フラットの立ち位置が続いていたが、足元の起債環境の悪化を受け、地方債プラス1bpの+10bpに決まり、7ヵ月ぶりに地方債との格差が生じている。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

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