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阪神高速3年債:道路会社初のサステナ

阪神高速道路(2022年6月30日、大阪・肥後橋)
阪神高速道路(2022年6月30日、大阪・肥後橋)

19日、阪神高速道路の3年サステナビリティボンドが条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 29
年限 3年
発行額 150億円
表面利率 0.320%
ローンチ・スプレッド 国債+16.5bp/国債カーブ+16bp
参照国債回号 345
参照国債償還日 2026年12月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2027年1月29日
格付け AA+(R&I)
ブックランナー みずほ
主幹事 野村/SMBC日興

阪神高速は今年度初の登場であり、道路会社として初めてのサステナ債を起債した。2年・5年物道路会社債からの線形補間で国債カーブ+16bpを導出し、3年物道路会社債における新たな居所を示した。地合いが悪かったものの、サステナ債への高い関心や希少年限へのニーズを捕捉し、150億円の発行額に対して254億5000万円のオーダーを獲得した。41件が新規に投資表明を行っており、これまでのソーシャルボンドと累計した表明件数は110件となっている。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

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