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仙台市20年定償債:平均11年台+金利上昇で利率過去最高

13日、仙台市の20年定時償還債が条件決定した。以下は案件レビュー。

仙台の商店街(2018年7月30日、仙台市青葉区)
仙台の商店街(2018年7月30日、仙台市青葉区)

回号 5年度/2
決定方式 主幹事方式
年限 最終20年(平均11.75年)
発行額 30億円
表面利率 1.128%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+25bp
参照国債回号 153
参照国債償還日 2035年6月20日
プライシング基準 JGB
償還日 最終2043年9月25日
償還方法 定時償還(2027年3月25日以降の各利払日に29万4100円ずつ償還)
主幹事 大和/みずほ/野村

8日に先行した3銘柄と違い、3年の据置期間を設けた平均残存年限11.75年で、このスキームは昨年10月の案件以来で今年度初めて。「絶対値重視の投資家を中心にアプローチした」(大和)。平均年限の長さと週明けからの金利上昇が作用し、クーポンは1.128%と、公募が始まった2013年以降の20年定償債のなかで最も高い水準となった。仙台市は3年据置型20年定償債を続けており、昨年9月以来の発行。3月13日に2023年度のフレックス枠の主幹事指名をアナウンスし、8月上旬から30億円の打ち出しでサウンディングを行い、9月8日のヒアリングで運営に入った。

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