21日、日鉄興和不動産の5年債が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 6
年限 5年
発行額 200億円
表面利率 0.830%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+70.6bp程度<CEYE算出>
参照国債回号 351
参照国債償還日 2028年6月20日
プライシング基準 絶対値
償還日 2028年7月27日
格付け A-(JCR)
ブックランナー みずほ
非上場の不動産銘柄、JCRでシングルAマイナスという高くない格付け、市場の高いボラティリティという一見すればマイナスの要素が揃っていたものの、「業績が堅調であることと、0.8%台の利回り、相応にロットが取れる」(みずほ)という利点を生かして100億円程度から200億円に増額し、レンジ下限寄りの0.83%で240億円ほどのオーダーを取り込んだ。2021年7月の2本立て債(ブックランナー:みずほ)以来の登場で、2年前が5年・10年債で総額200億円のディールだったのに対し、今回は5年債で200億円と、発行体の1本で過去最大額となっている。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む
よく読まれている記事
- 2024年5月1日 商船三井が5年・10年債を準備
- 2024年4月26日 日本航空が2本立てトランジション債を準備
- 2024年4月23日 「無印良品」の良品計画が初の社債、1100億円の買い押し寄せる
- 2024年4月19日 芙蓉L5年SLB:300億円に増額、2倍近い需要
- 2024年4月19日 マルハニチロ5年債:スプレッド妙味と上向きのクレジット