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アイフル3年債:初のソーシャル、前回マイナス7bp

アイフル広告(2019年4月20日、横浜市中区)
アイフル広告(2019年4月20日、横浜市中区)

6日、アイフルの3年ソーシャルボンドが条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 66
年限 3年
発行額 150億円
表面利率 0.870%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+92.7bp程度<CEYE算出>
参照国債回号 343
参照国債償還日 2026年6月20日
プライシング基準 絶対値
償還日 2026年6月12日
格付け BBB+(JCR)
ブックランナー 野村
主幹事 SMBC日興/みずほ

発行体にとって初のソーシャル債。調達資金は、子会社を通じた中小企業支援、医療・介護施設支援、新興国の個人への金融サービス提供に関する新規支出やリファイナンスに充当する。昨年12月の3年債(150億円、国債+93.5bp<CEYE算出>、主幹事:野村/大和/みずほ)の実績である0.94%を起点に、当時より起債環境が良好であることに加え、「財務状況の改善や、格付け見通しがポジティブであることを勘案」(野村)してタイト化を狙い、0.87%で570億円ほどのオーダーを取り込んだ。POT方式を採用し、アカウントX・自己ブックはゼロ。11件が投資表明を行っている。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む