19日、サントリーホールディングスの2本立て債(AA-:JCR、総額500億円、主幹事:みずほ/三菱UFJMS/野村/SMBC日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 |
---|---|---|---|---|---|
11 | 5 | 150 | 28/5/25 | 0.389% | +27bp |
12 | 10 | 350 | 33/5/25 | 0.800% | +38.9bp# |
※発行額:億円、#はキャピタルアイ・ニュース算出
今年度に入って社債市場の需給は良好だったものの、日銀会合(4月27~28日)での政策据え置きを経て、その度合いは増しており、サントリーHD債はこのメリットを享受した。総額500億円のディールとなり、大型連休前の同年限に先行した三菱地所サステナビリティ・リンク・ボンド(SLB、AA-:R&I/AA+:JCR/A2:ムーディーズ/A+:S&P)から5年債が1bp、10年債が10bpタイトに仕上がった。5年債は道路会社債のスプレッドをも下回っているものの、問題視されなかった。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む
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