30日、イチネンホールディングスの3年債が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 8
年限 3年
発行額 100億円
表面利率 1.300%
ローンチ・スプレッド 国債+121.7bp程度<CEYE算出>
参照国債回号 345
参照国債償還日 2026年12月20日
プライシング基準 絶対値
償還日 2026年12月4日
格付け BBB+(JCR)
ブックランナー 野村
2021年9月以来およそ2年2ヵ月ぶりの登場。先行で同格のグリー債(BBB+:JCR、3年、60億円、1.300%、国債+118bp、主幹事:野村/みずほ/日興/大和)を参考に3年・5年債の2本を起債しようとしていたものの、ボラタイルな環境にあるなか、トリプルB格の銘柄に取り組める投資家が限定的であったことから、3年債のみに絞り、グリー債の1.30%と同水準に着地した。高いクーポンや金利低下が進んだことによるスプレッド妙味の上昇が訴求し、100億円への増額を実現した。
キャピタルアイ・ニュースで続きを読む
よく読まれている記事
2024年4月5日 九州電債:10年は国債+40bp割れで200億円
2023年10月25日 クレジット市場:大阪市がBOJ後に出直し
2023年9月20日 丸紅5年債:両足AA格後初、期末の需要取り込む
2024年3月28日 近鉄GHD(BBB+)、安定的からポジティブに(JCR)
2022年6月27日 上場会見:マイクロ波化学<9227>の吉野社長、戦略課題に電化で応える