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九州電債:10年は国債+40bp割れで200億円

九州電力(2023年12月26日、福岡市中央区)

5日、九州電力の2本立て債(A:R&I/AA-:JCR/A3:ムーディーズ、総額300億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 主幹事
524 10 200 2034/4/25 1.161 39 大和/日興/みずほ/三菱/東海東京
525 12 100 2036/4/25 1.376 44 大和

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

10年債は、最初に国債+30bp台前半~半ばのガイダンスを示したものの、増額を目指して上方修正した。並走の東北電力債と同じ+39bpに着地し、200億円の発行額に対して314億円の需要を獲得した。12年債はターゲットの投資家とニーズが一致したことで起債に至り、+44bpで100億円のディールとなった。社債市場への登場は昨年12月の5年変動利付債以来で、10年債は同7月までさかのぼる。トランスペアレンシー方式を採用し、アカウントXが12年債に存在し、自己ブックはゼロだった。

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