5日、九州電力の2本立て債(A:R&I/AA-:JCR/A3:ムーディーズ、総額300億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 主幹事 |
---|---|---|---|---|---|---|
524 | 10 | 200 | 2034/4/25 | 1.161 | 39 | 大和/日興/みずほ/三菱/東海東京 |
525 | 12 | 100 | 2036/4/25 | 1.376 | 44 | 大和 |
発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp
10年債は、最初に国債+30bp台前半~半ばのガイダンスを示したものの、増額を目指して上方修正した。並走の東北電力債と同じ+39bpに着地し、200億円の発行額に対して314億円の需要を獲得した。12年債はターゲットの投資家とニーズが一致したことで起債に至り、+44bpで100億円のディールとなった。社債市場への登場は昨年12月の5年変動利付債以来で、10年債は同7月までさかのぼる。トランスペアレンシー方式を採用し、アカウントXが12年債に存在し、自己ブックはゼロだった。
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