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ダイビル5年GB:子会社化後の初起債、水準調整で挑む

30日、ダイビルの5年グリーンボンド(GB)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 21
年限 5年
発行額 120億円
表面利率 0.729%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+49bp
参照国債回号 353
参照国債償還日 2028年12月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2028年12月6日
格付け A+(JCR)
ブックランナー 大和
主幹事 野村/SMBC日興
SDGs債種別 グリーンボンド
ストラクチャリング・エージェント 大和証券
第三者評価機関 JCR

2020年2月以来の社債をGBで起債した。昨年1月に商船三井が買収して非上場となってからは初めての登場。親会社のセクターは業績のボラティリティが高いことや、今後の金利上昇による不動産業への慎重姿勢、金利変動によって起債環境が良好とは言えない環境といった難しい条件が重なっていたが、3度にわたる水準調整を経て、国債+49bpに着地。100億円程度から120億円に増額し、その約1.3倍の最終需要を得た。

ダイビル(2023年10月30日、札幌市中央区)
ダイビル(2023年10月30日、札幌市中央区)

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