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日立債:初のGDTBと7年・10年で900億円

7日、日立製作所の3本立て債(AA-:R&I/A3:ムーディーズ、総額900億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 主幹事
21 5 100 28/12/14 0.598% +31bp 野村
22 7 300 30/12/13 0.865% +45bp みずほ/野村/三菱
23 10 500 33/12/14 1.184% +52bp 三菱/野村/みずほ/日興/大和/GS/BofA

※発行額:億円

2020年3月の3本立て債(総額2000億円)以来3年9ヵ月ぶりの社債市場への登場。今回は、国内で2例目、発行体にとって初のグリーン・デジタル・トラック・ボンド(GDTB)を5年ゾーンで起債し、7年・10年債との3本で総額900億円のディールとなった。国債+50bp台を付けた10年債が特に盛り上がっている。希少性や知名度の高さを生かして1600億円規模のオーダーを獲得し、「10年物事業債の復調の兆しを印象付けた」(三菱UFJMS)。

日立製作所(2022年6月16日、東京・千代田区)
日立製作所(2022年6月16日、東京・千代田区)

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