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関電債:10年で規模追求、20年に絶対値ニーズ

17日、関西電力の2本立て債が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 基準
567 10 300 34/05/25 1.339 40 国債
568 20 85 44/05/25 2.002 27 国債

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

関西電力本店(2019年11月4日、読者提供:大阪市北区)

4月の10年・20年・19年債に続く登場。10年債は、小さめの発行額で水準を追求した4月の前回債から7bpワイドな水準で、20年債は先行・並走したほかの電力債からの距離を踏まえて国債+27bpに着地した。R&Iが8日に電力セクターのアウトルックのレポートを発表し、関電に関しては原子力発電所7基の安定稼働体制を確立したことなどを評価して、「AAゾーンへの格上げが視野に入りつつある」とコメントしており、ディールにポジティブな影響を与えた。

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