17日、関西電力の2本立て債が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 基準 |
---|---|---|---|---|---|---|
567 | 10 | 300 | 34/05/25 | 1.339 | 40 | 国債 |
568 | 20 | 85 | 44/05/25 | 2.002 | 27 | 国債 |
発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp
4月の10年・20年・19年債に続く登場。10年債は、小さめの発行額で水準を追求した4月の前回債から7bpワイドな水準で、20年債は先行・並走したほかの電力債からの距離を踏まえて国債+27bpに着地した。R&Iが8日に電力セクターのアウトルックのレポートを発表し、関電に関しては原子力発電所7基の安定稼働体制を確立したことなどを評価して、「AAゾーンへの格上げが視野に入りつつある」とコメントしており、ディールにポジティブな影響を与えた。
よく読まれている記事
- 2024年4月5日 関電2本立て債:小さめの額で水準追求
- 2025年1月10日 JR東日本債:10年2bp・20年1bp前進
- 2025年1月10日 日鉄興和不動産、5年GBを準備
- 2025年1月7日 SBIHDが3年・5年債を準備
- 2024年12月25日 IHIがトランジション債を準備