JCRは16日、南海電気鉄道の長期発行体格付け(A-)の見通しを安定的からポジティブに変更した。
「収益力は回復基調を強めている。特にコロナ禍で消失していたインバウンドの回復によるプラス効果は大きく、運輸業や流通業といった主力事業の需要回復に繋がっている。当面も需要回復が想定されることに加え、鉄道事業での運賃改定効果も寄与してくることから、営業利益の回復が進む見込みである。その後も物流施設の段階的な竣工によって、安定性の高いキャッシュフローの積み上げが進むと考えられる。足元の財務構成は過去最良の状態にあり、有利子負債/EBITDA倍率も着実にコロナ禍から改善している。中期的に財務諸指標は更に良化し、その後も改善した財務水準を維持出来る可能性が高い。以上より格付けを据え置くものの、見通しをポジティブへ変更した」(JCR)。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む
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