8日、名古屋市の30年公募公債が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 15
年限 30年
発行額 100億円
表面利率 1.887%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+10bp/カーブ+10bp
参照国債回号 80
参照国債償還日 2053年9月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2053年9月19日
格付け A1(ムーディーズ)
主幹事 野村/三菱UFJモルガン・スタンレー/SMBC日興
昨年12月に始まった「名古屋市SDGs債」は今回で6回目となり、30年ゾーンでは初めて。相場が変動性を伴って推移し、さらなる金利の先高観もある難しい環境で、「30年物地方債を所望する投資家が存在した」(野村)ことを受け、昨年11月の第14回債(130億円、1.585%、国債カーブ+10bp、主幹事:野村/みずほ/大和)以来1年ぶりにこの年限で起債した。先行銘柄と同じ国債カーブ+10bpで延べ28件から138億円のオーダーを集めている。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む
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