23日、セブン銀行の3本立て債(AA-:R&I、総額500億円、主幹事:野村/大和)が条件決定した。以下は案件レビュー。
| 回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 |
|---|---|---|---|---|---|
| 15 | 3 | 200 | 2028/10/30 | 1.289 | 29 |
| 16 | 5 | 200 | 2030/10/30 | 1.535 | 33 |
| 17 | 7 | 100 | 2032/10/29 | 1.777 | 40 |
発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

2019年1月以来6年9ヵ月ぶりの社債。伊藤忠商事との資本・業務提携の一環として、同社傘下のファミリーマートに設置している約1万6000台のATMをセブン銀のものに順次置き換えていく計画があり、その資金を調達するために起債した。久しぶりの登場であることや、親会社のセブン&アイ・ホールディングスとの関係性、ボラタイルな金利環境など、考慮すべき論点が多かった。プライシングの難易度が高いなか、3年債で国債+29bp、5年債で+33bp、7年債で+40bpを見いだし、総額500億円に対して約790億円の需要を獲得した。
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