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セブン銀行債:6年超ぶり、ファミマにATM設置

23日、セブン銀行の3本立て債(AA-:R&I、総額500億円、主幹事:野村/大和)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
15 3 200 2028/10/30 1.289 29
16 5 200 2030/10/30 1.535 33
17 7 100 2032/10/29 1.777 40

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

セブン銀行ATM(2025年4月22日、京都市中京区)

2019年1月以来6年9ヵ月ぶりの社債。伊藤忠商事との資本・業務提携の一環として、同社傘下のファミリーマートに設置している約1万6000台のATMをセブン銀のものに順次置き換えていく計画があり、その資金を調達するために起債した。久しぶりの登場であることや、親会社のセブン&アイ・ホールディングスとの関係性、ボラタイルな金利環境など、考慮すべき論点が多かった。プライシングの難易度が高いなか、3年債で国債+29bp、5年債で+33bp、7年債で+40bpを見いだし、総額500億円に対して約790億円の需要を獲得した。

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