26日、富国生命保険の30NC10劣後ドル債が条件決定した。以下は案件レビュー。
年限 30年(30NC10)
発行額 7億ドル
表面利率 5.750%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 米国債+147.1bp
償還日 2055年9月2日
格付け A-(S&P)/(フィッチ)
ブックランナー みずほセキュリティーズ・アジア/JPモルガン・セキュリティーズ/野村インターナショナル/モルガン・スタンレー・インターナショナル/ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズ

2023年11月の永久NC10債(5億ドル、6.800%、米国債+216.bp、ブックランナー:みずほ/JPM/野村/GS/シティ)以来1年9ヵ月ぶりのドル建て劣後債で、7月に初回コールを迎えた2015年7月の永久NC10債(5億ドル、5.000%、+268.7bp、同:GS/野村/シティ/みずほ)のリファイナンスという位置付け。新規制によって永久債を発行する必要性がなくなったことから、過去3回と違って30年の期限付き劣後債とした。「アジア勢の買い意欲が旺盛なところで、投資家の夏休み明けから最短のタイミングを選んで需給の不均衡を突いた」(野村)ことで、ピーク時の需要は110億ドル超に達し、最終的にイニシャルプライスソーツ(IPT)から50bpタイトな5.750%で63億ドルの買いを285件の投資家から取り込んだ。米国債対比では+147.1bpに仕上がっており、昨年1月の第一生命保険永久NC10債(A-:S&P/A:フィッチ、20億ドル、6.200%、同:GS/みずほ/JPM/BofA/MS/野村)が付けた+151.5bpを4bp以上下回り、2011年以降の本邦保険会社によるドル建て劣後債での最低スプレッドを更新している。
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