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森永乳業債:“大抽選会”の人気、5年は1ノッチ上のキリンHDアンダー

28日、森永乳業の2本立て債(A:R&I、総額200億円、主幹事:みずほ/野村/SMBC日興/三菱UFJMS/大和)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
21 5 100 30/6/3 1.392% +36bp
22 10 100 35/6/1 2.064% +57bp

※発行額:億円

旧本社の森永乳業表示(2023年7月27日、東京・港区)

“関税ショック”で4月の事業債はワイドなスプレッドを強いられたものの、大型連休後のマーケット環境は大きく改善。森永乳業債については、希少性とネームバリュー、限定された発行額が効き、5年債が国債+36bp、10年債が+57bpといずれもマーケティングレンジの下限に着地し、それぞれ510億円程度、340億円程度のオーダーを取り込む人気案件となった。各社店頭では“大抽選会”の様相だった。発行体の起債は昨年5月の2本立て債(総額200億円、主幹事:SMBC日興/みずほ/野村/三菱UFJMS/大和)以来1年ぶり。

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