28日、森永乳業の2本立て債(A:R&I、総額200億円、主幹事:みずほ/野村/SMBC日興/三菱UFJMS/大和)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 |
---|---|---|---|---|---|
21 | 5 | 100 | 30/6/3 | 1.392% | +36bp |
22 | 10 | 100 | 35/6/1 | 2.064% | +57bp |
※発行額:億円

“関税ショック”で4月の事業債はワイドなスプレッドを強いられたものの、大型連休後のマーケット環境は大きく改善。森永乳業債については、希少性とネームバリュー、限定された発行額が効き、5年債が国債+36bp、10年債が+57bpといずれもマーケティングレンジの下限に着地し、それぞれ510億円程度、340億円程度のオーダーを取り込む人気案件となった。各社店頭では“大抽選会”の様相だった。発行体の起債は昨年5月の2本立て債(総額200億円、主幹事:SMBC日興/みずほ/野村/三菱UFJMS/大和)以来1年ぶり。
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