23日、中国電力の2本立てトランジションボンド(A+:R&I/AA:JCR、総額400億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 |
---|---|---|---|---|---|
467 | 5 | 200 | 30/05/24 | 1.468 | 43 |
468 | 10 | 200 | 35/05/25 | 2.150 | 60 |
発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp
中国電は、2024年12月に島根原子力発電所2号機をおよそ13年ぶりに再稼働させ、同敷地内に3号機を建設し、2030年度までの営業運転開始を目指している。今回のトランジション債はその3号機の安全対策工事に関わる新規投資とリファイナンスが資金使途。このテーマを打ち出して総額400億円を起債し、「多くの投資家の理解を得たうえで新設電源の開発資金を調達できた」(中国電調達本部財務グループ)。
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