28日、IHIの2本立てトランジションボンド(A-:R&I/JCR、総額200億円、主幹事:みずほ/野村/大和/SMBC日興/三菱UFJMS)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 |
---|---|---|---|---|---|
51 | 5 | 150 | 30/3/6 | 1.432% | +40bp |
52 | 7 | 50 | 32/3/5 | 1.732% | +63bp |
※発行額:億円

1週間前の21日に登場した“半格上”の兼松2本立て債(A-:R&I/A:JCR、総額120億円、主幹事:三菱UFJMS/みずほ/大和)の国債+39bpと+65bpをベースに居所を探り、5年債が+40bp、7年債が+63bpに落ち着き、同債からは前者が1bpのプラスアルファ、後者は2bpタイトに仕上がった。「5年債は+40bp以上を確保したことで安心感が醸成され、7年債は、5年債に比べた妙味が見いだされた」(みずほ)ことがレンジ下限での着地につながった。IHIの起債は2022年5月の5年・10年債(総額200億円、同:みずほ/野村)以来で、この時もトランジション債だった。投資表明は募っていない。
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