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日本郵船5年トランジション債:ダブルA・ESG・+40bp効果で160億円

15日、日本郵船の5年トランジションボンドが条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 49
年限 5年
発行額 160億円
表面利率 1.241%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+40bp
参照国債回号 358
参照国債償還日 2030年3月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2030年4月19日
格付け AA-(JCR)
ブックランナー 野村/三菱UFJモルガン・スタンレー
主幹事 大和

日本郵船歴史博物館(2017年8月6日、横浜市中区)

日銀の追加利上げ観測や“トランプ関税”への警戒で公共債のワイドニングが事業債に波及し、さらにはトランプ政権による相互関税を受けて市場が混乱するなかでの運営となり、ガイダンスの変更を経て国債+40bpに落ち着いた。発行額は100億円程度で始め、ESGニーズが後押しとなって160億円への増額を実現している。

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