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三井化学債:3年・5年好調、10年は逆風強まる

20日、三井化学の3本立て債(A+:R&I/AA-:JCR、総額400億円、主幹事:野村/みずほ/大和/日興/三菱)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
60 3 120 2028/2/25 1.150 25
61 5 200 2030/2/27 1.365 29
62 10 80 2035/2/27 1.976 55

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

三井化学が入居する東京ミッドタウン八重洲(2023年5月9日)

1月にJCRがシングルAプラスから1ノッチ格上げし、”片足”ダブルAマイナスとなってから初めての起債。5年債の200億円を軸に総額400億円のディールとなり、3年債の需要倍率は約3倍に上った。一方、10年債は金利のボラティリティの上昇と年限短期化ニーズの煽りを受け、発行額が80億円にとどまった。発行体の社債市場への登場は昨年2月以来1年ぶり。

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