17日、日本学生支援機構の2年ソーシャルボンドが条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 74
年限 2年
発行額 300億円
表面利率 0.101%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+10.5bp/カーブ+10bp
参照国債回号 341
参照国債償還日 2025年12月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2026年2月20日
格付け AA+(R&I)/AAA(JCR)
ブックランナー 三菱UFJモルガン・スタンレー
主幹事 野村/東海東京
今年度最後の起債。金融政策への意識から相場が変動幅を伴って推移し、投資家の慎重姿勢が強まった。これへの対応として、マーケティング期間を3日間から2日間に短縮するとともに、来週22~23日の日銀会合から少しでも離れた日程とするために、従来の週末から週半ばの条件決定にシフトさせた。また、金利の低下基調に応じて下限利率(0.10%)を設定した。こうした「投資家に寄り添った運営が評価され、先行銘柄からのタイトニングに成功した」(三菱UFJMS)。
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