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韓国債:情報乏しいデビュー案件

ランチタイムのオフィス街(2023年6月30日、韓国・ソウル)
ランチタイムのソウルのオフィス街(2023年6月30日)

7日、韓国の4本立て債(Aa2:ムーディーズ/AA:S&P/AA-:フィッチ、ブックランナー:BofA/シティ/HSBC/みずほ/日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対MS
1 3 330 2026/9/14 0.475 23
2 5 235 2028/9/14 0.750 33
3 7 70 2030/9/13 1.032 43
4 10 65 2033/9/14 1.312 48

※発行額:億円/表面利率:%/対MS:+bp

韓国ソブリンとして初めてのサムライ債。ブックランナー各社は発行体の指示により、ディールの詳細について口を閉ざしているが、周囲からは、総額700億円に対して4000億円ほどの需要が集まったとの情報があった。購入した投資家は「配分を満足に受けられなかった」と語っている。

ソウル・明洞の繁華街(2017年5月30日)
ソウル・明洞の繁華街(2017年5月30日)

日韓両政府は6月、2015年に失効していた日韓通貨スワップ協定の再開について合意し、この直後に韓国がサムライ債の発行を表明した。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

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