株式・債券の発行市場にフォーカスしたニュースサイト

三菱マテリアル債:初ESG、三井金属並みで200億円

22日、三菱マテリアルの5年トランジション・リンク・ボンド(TLB)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 38
年限 5年
発行額 200億円
表面利率 0.863%
ローンチ・スプレッド 国債+58bp
参照国債回号 353
参照国債償還日 2028年12月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2028年11月29日
格付け A-(JCR)
ブックランナー 三菱UFJモルガン・スタンレー
主幹事 みずほ/野村/大和

自身初のESG債として国内で3例目のTLBを選択。2025年度までに再生可能エネルギー電力の利用率30%というサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲットを設け、未達成の場合は環境保全団体に寄付するか、排出権/証書を購入する。サウンディング中に延べ27件の投資家にデットIRを行い、「カーボンニュートラルに向けた戦略への理解や、TLBへの支持を含めて需要を捕捉し、200億の起債を実現した」(野村)。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

関連記事