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ソフトバンク4本立て債:1年半ぶり、1200億円は2020年以来

ソフトバンク(2021年11月3日、横浜市西区)
ソフトバンク(2021年11月3日、横浜市西区)

6日、ソフトバンクの4本立て債(A+:R&I/AA-:JCR、総額1200億円、主幹事:日興/大和/みずほ/野村/三菱/岡三/東海東京/SBI)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
20 3 300 2026/7/10 0.320 38.1#
21 5 600 2028/7/12 0.820 74.8#
22 7 150 2030/7/12 1.000 82.2#
23 10 150 2033/7/12 1.300 90.9#

※発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp(#CEYE算出)

機関投資家向けとしては昨年1月以来1年半ぶりの登場で、総額1200億円は2020年11月の3本立て債と並んで過去最大規模。3年債は社債買い入れオペ見合いのニーズを捉え、5年・7年・10年債は格付け対比の利回り妙味が投資家に刺さり、4本で2500億円ほどの買いを獲得した。「幅広い層の需要を4年限で取り込み、大型案件を実現した。今後の起債につながるディールとなった」(SMBC日興)。トランスペアレンシー方式を採り、アカウントXが3年・5年・7年債に存在し、自己ブックはいずれもなかった。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

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