26日、九州電力の2本立て債(A:R&I/AA-:JCR/A3:ムーディーズ、総額300億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 主幹事 |
---|---|---|---|---|---|---|
515 | 7 | 100 | 30/5/24 | 0.620% | +38.8bp# | みずほ/東海東京 |
516 | 10 | 200 | 33/5/25 | 0.920% | +46.5bp# | みずほ/三菱/日興/大和/野村 |
※発行額:億円、#はキャピタルアイ・ニュース算出
一般送配電事業者の情報漏えいやカルテル問題といった不祥事が発覚し、今回はいわば復帰案件。一部で時期尚早との声があったものの、需給のひっ迫が鮮明となるなかで、電力債の登場を待望する声が強く、九電は7年・10年債で登場した。7年債は、5年・10年債から線形補間を導き出したうえで居所を探り、0.62%に着地。10年債は、周辺の電力債の状況を踏まえたマーケティングとなり、セクターの上位グループである中国電力トランジション・リンク・ボンド(TLB)に並ぶ0.92%に決まった。総額300億円の発行額に対し、1200億円に迫るオーダーを取り込んでいる。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む
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