27日のクレジット市場は、格付けがシングルA格に引き上げられたアイフルについての意見が聞かれた。
債券相場で先物(3月限)は前日比35銭高の146円83銭で取引を終了。18~19日開催の日銀会合での「主な意見」で、政策変更について「少なくとも来春の賃金交渉の動向を見てから判断しても遅くはない」など慎重な意見が寄せられたことで、マイナス金利の解除などが来年の早い時期には行われないとの見方で債券買いとなり、今日の時間外取引での米国債利回り低下もポジティブ視され、反発した。新発10年物国債の利回りは同3.5bp低い0.595%と、21日以来の0.6%割れを付けた。
JCRは昨日、アイフルの長期発行体格付けをトリプルBプラスからシングルAマイナス(見通し:安定的)に引き上げた。
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