株式・債券の発行市場にフォーカスしたニュースサイト

この記事は有料記事です

大阪メトロ7年債:100億円のサステナでデビュー

24日、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)の7年サステナビリティボンドが条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 1
年限 7年
発行額 100億円
表面利率 1.710%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+31bp/カーブ+30bp
参照国債回号 368
参照国債償還日 2032年9月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2032年10月29日
格付け AA(R&I)
ブックランナー みずほ
主幹事 SMBC日興/大和/野村/三菱UFJモルガン・スタンレー
SDGs債種別 サステナビリティボンド
第三者評価機関 JCR

大阪メトロ心斎橋駅(2022年6月30日)

発行体は、2018年に民営化された民間鉄道会社(大阪市が100%出資)。大阪市交通局の地下鉄事業を継承した。看板路線の御堂筋線を筆頭に、南港ポートタウン線(ニュートラム)を含む9路線を有し、大阪メトロとして親しまれている。先日閉幕した大阪・関西万博の輸送では中央線が重要な役割を果たした。同社はCP市場では馴染みのあるネームだが、社債市場では“新参者”。この初回を7年物サステナ債として起債し、国債カーブ+30bpで100億円ちょうどの需要を集めた。調達資金は、中央線の32A、400系車両、EVバスの設備投資に要した借入金の返済に充当する。

この記事は有料記事です。全文をお読みいただくには、
法人向けサービス(有料)へのお申し込みが必要です。

関連記事