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名古屋市債:平残8年、定償の選択肢増やす

大須観音(2025年4月28日、名古屋市中区)

10日、名古屋市の10年定時償還債が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 5
年限 最終10年(平均7.99年)
発行額 100億円
表面利率 1.906%
ローンチ・スプレッド 国債+40bp
参照国債回号 372
参照国債償還日 2033年9月20日
プライシング基準 JGB
償還日 最終2035年10月22日
償還方法 2027年4月22日以降の各利払日に26万3000円ずつ償還
格付け A1(ムーディーズ)
主幹事 SMBC日興/野村/東海東京

発行体にとって2018年12月以来6年10ヵ月ぶりの10年定償債。平均残存年限が5年台の先行案件と同じ国債+40bpに決まっているが、1年据え置きというテールヘビー型のスキームを採っており、平残は7.99年と長い。これによる相対的な利回り妙味を好感した地方から100億円の需要を獲得した。

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