20日、日本学生支援機構の2年ソーシャルボンドが条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 80
年限 2年
発行額 300億円
表面利率 0.870%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+2.5bp/カーブ+2.5bp
参照国債回号 348
参照国債償還日 2027年9月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2027年9月17日
格付け AA+(R&I)/AAA(JCR)
ブックランナー 野村
主幹事 みずほ/SMBC日興

5月の第79回債に続く今年度2回目の起債。2年物財投機関債は、機構の前回債で国債カーブ+4bpだったものが、7月の日本政策金融公庫債(AA+:R&I/A1:ムーディーズ)で+3.5bp、今月の日本政策投資銀行債(AA+:R&I/AAA:JCR/A1:ムーディーズ/A:S&P)で+3bpと0.5bpずつタイト化した。同じ月の政投銀債でタイトニングしたばかりではあるものの、今回の機構債には事前から旺盛な需要があり、さらに0.5bp低い+2.5bpに着地し、この年限の財投機関債での最低スプレッドを更新した。98件の新規投資表明が寄せられ、累計では1072件と、財投機関債で初となる1000件超えを達成している。
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