
5日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の2本立て永久劣後債(A:R&I/JCR、総額2800億円、ブックランナー:三菱UFJMS)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 表面利率 | 対カーブ |
---|---|---|---|---|
劣後27 | 永久NC5.08 | 2000 | 2.237 | 120 |
劣後28 | 永久NC10.08 | 800 | 2.773 | 125 |
発行額:億円/表面利率:%/対カーブ:+bp
どちらも先行の三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)AT1債と同じ水準に着地し、同債より400億円多い総額2800億円のディールとなった。パイプラインが混み合うタイミングで、供給過剰の懸念があったものの、「ファン層を始めとする厚い投資家基盤を生かし、旺盛な需要を集めた」(三菱UFJMS)。4月のTLAC債に続く登場だが、AT1債は昨年12月以来。
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