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東京建物劣後債:+150bpでNC7の水準見いだす、久々+「ポジティブ」が追い風

30日、東京建物の37NC7劣後サステナビリティボンドが条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 4
年限 37年(37NC7)
発行額 500億円
表面利率 2.663%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+150bp
参照国債回号 367
参照国債償還日 2032年6月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2062年6月5日
格付け BBB+(JCR)
ブックランナー みずほ/大和
主幹事 SMBC日興

東京建物日本橋ビル(2021年2月7日、東京・日本橋)

“関税ショック”で事業会社の劣後債のセカンダリー水準が広がったことに対応し、一旦は国債+180bp程度まで入れたガイダンスを見せたものの、「安定的な業績と久々の劣後債、格付け(長期発行体格付け、A:JCR)見通しがポジティブである」(みずほ)ことがプラスに働き、マーケティングレンジ下限の+150bpで500億円への増額を実現したうえ、この3.3倍ほどのオーダーを取り込んだ。東京建物の劣後債は2021年2月の40NC10債(当時BBB:JCR、400億円、1.13%、国債+107.1bp<CEYE算出>、主幹事:大和/みずほ/SMBC日興)以来およそ4年4ヵ月ぶり。

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